FreeCAD の主な特徴

現実世界に合わせて作成
FreeCADは主に現実世界の物体をデザインするために作られています。FreeCAD 上で行うすべての作業では、マイクロメートル、キロメートル、インチ、フィートなど現実世界の単位や、これら単位の組み合わせを使用します。FreeCadには、高精度で信頼性が高いモデルを作成、編集し、それを3DプリントやCNC加工のためにエクスポートしたり、2D図面や (3D) モデルの (2D表現) 図面を作成したり、有限要素解析などの解析を実行したり、数量や部品表のエクスポートしたりするためのツールもあります。

強力なソリッドベースジオメトリカーネル
FreeCADはOpen CASCADE Technologyに基づいた高度なジオメトリエンジンを使用しています。ソリッド、境界表現(BRep)オブジェクト、非一様有理Bスプライン (NURBS)による曲線や表面をサポートし、それらオブジェクトを作成、編集するための、ブーリアン演算、 フィレット、形状クリーニングなどなどを含む幅広いツールを提供しています。

あらゆるニーズに対応したアセンブリ・ソリューション
FreeCAD では以前からいくつかのすばらしい、コミュニティー製のアセンブリ・ワークベンチのアドオンが提供されていて、これらワークベンチではさまざまなソルバー、さらには任意ソルバーでのワークフローを使用して、作成したパーツを組み立てることができました。さらに FreeCAD 1.0 ではOndsel Solverを使用した新しい組み込み済みのアセンブリ・ワークベンチが搭載されます。このワークベンチではパーツ間での3次元の拘束の定義、さまざまなモデルのコンポーネントの組み立て、あらゆるもののアニメーションが可能です。
建築家のためにも
バージョン1.0までは、組み込みのArchワークベンチと、その上に構築された外部のBIMワークベンチを追加していました。 バージョン1.0では両者が統合され、組み込みのBIMワークベンチができました。 これにより、建築・建設に関連するプロジェクトをすぐに開始することができます。



パラメトリック拘束に基づいた 2D スケッチャー
FreeCADは最新鋭のスケッチャーとそこに統合された拘束ソルバーを持ち、それによって幾何的拘束のある 2D 形状をスケッチすることが可能です。スケッチは FreeCAD の主要な構成要素であり、これによって作成された拘束付き 2D 形状は、FreeCAD全体を通して、専用のパートデザイン・ワークベンチやその他のワークベンチで他のオブジェクトを作成するための土台として使用することができます。

巨大な(そして成長を続ける)マルチスペシャリティ・エコシステム
FreeCADはCSGモデリング、シンプルな2D CAD製図、NURBSモデリング、建築やBIMモデリング、3Dプリンティング、CAMやCNC、点群、OpenSCADファイルとの連携、工業用ロボットの軌道設計、有限要素法の実行など、様々な目的に特化したワークベンチを提供します。またFreeCADにはユーザーコミュニティーによって開発された 拡張機能のワークベンチやマクロをインストール、管理するための使いやすいツールも備えられています。
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コミュニティによる開発
FreeCADはみんながみんなのために作ったソフトです。 FreeCADを自由でパワフルなツールにしたいと願う、開発者、ユーザー、管理者、翻訳者が一つになったコミュニティで開発、維持されています。 決定の裏に営利目的は一切なく、バージョンを強制的にアップグレードさせたり、特定のワークフローやーエコシステムに囲い込むことはありません。 FreeCADとFreeCADで作られたデータは永遠にあなたのものです。
リリースノート
こちらから、FreeCAD の過去から最新のバージョンのリリースノートが確認できます。 それぞれのリリースノートには更新された機能が記載されています。
- Release 1.0 - November 2024 (現在の安定版リリース)
- Release 0.21 - 2023 年 8 月
- Release 0.20 - 2022 年 6 月
- Release 0.19 - 2021年3月
- Release 0.18 - 2019年3月
- Release 0.17 - 2018年4月
- Release 0.16 - 2016年4月
- Release 0.15 - 2015年3月
- Release 0.14 - 2014年3月
- Release 0.13 - 2013年1月
- Release 0.12 - 2011 年 12 月
- Release 0.11 - 2011年3月
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